コートルード美術館展 魅惑の印象派
ずっと行きたくてやっと先週行ってきました。
マネの「フォリー=ベルジェールのバー」をどうしても見たくて!
少し前にNHKの日曜美術館で作品解説をしていて
一気に好きになった絵画
謎の多い作品に惹かれやすいです。
余談だけど週末に行ったらチケット売り場が大行列
うーんと悩んでしまうほどの人。。
とりあえず、と最後尾に並んだら
隣に女性の方が来て「よかったらどうぞ」と無料招待券をくれた…!
びっくりしすぎてろくにお礼も言えず
出てきた言葉は「お金払います」
もっとましな言葉言えよぉ、と自分に落胆しました。
「結構ですよ」と答えて颯爽と行ってしまった女性
おかげですぐに入れてしまった。
嬉しくてしばらく放心しちゃった。。!
さてさて今回の展示は大満足の内容でした。
作品も十分すぎるくらい揃っていたし
展示空間がサミュエル・コートルードの実際の家をモチーフに
制作されていて、作品の世界に浸りながら鑑賞できました。
私は風景画にはあまり惹かれないタイプだと思っていたけど
モネの海の絵や花の静止画には引き込まれてしまった。
色遣いが優しくて、でも印象的で。
多くの人が立ち止まってじっと鑑賞していたので
やはり人気のある画家なんだなと実感。
その他、ピエール=オーギュスト・ルノワールの「桟敷席」
エドガー・ドガの「踊り始めようとする踊り子」なんかも
すごく素敵でした。
特にドガの作品は女性が可愛らしく、繊細な天使のように描かれていて
光の使い方も魅力的だったなあ。
色遣いもどこか柔らかく、ほっとするような優しい作品が多くありました。
そしてメインの「フォリー=ベルジェールのバー」
圧巻でした。
なかなか人が多くて見るのが大変だったけど
なんとも言えない壮大さ。
見れば見るほど女性の表情が悲しげに見えて
みてはいけないものを見てるような感覚に。
鏡を作品に取り込むなんていろんな計算をしなければ
絶対できないだろうなあ。
本当に見にきてよかったあと思いました。
サミュエル・コートルード の
美術品を集め、美術館を作り、作品を広めていくことが
国の発展につながると言う考えがとても素敵だなあと思いました。
そういう観点から国の発展を目指す方法もあるんだよなあ。
現にそうやって彼が収集した作品が
現代の人々に感銘を与えて、新しい物を生み出すことに繋がっているのだから。
すっかりサボっていた美術館巡りをまた復活させよう!と
強く思った1日でした。
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