羊の木
何となく気になっていた映画
レビュー見ると、どの人も原作の方が面白いって書いてて
原作読みたくなった
以下ネタバレしながらの感想
一番親しみやすい宮腰役が松田龍平で、これがこの作品の一番よかった点!
宮腰はいわゆるサイコパス、なのか
少年の時から犯罪を繰り返し、殺人も一度だけでない様子
最初はそんなこと感じさせない穏やかな青年なのに
いきなり次から次へと人を殺め始める
その雰囲気、というか
日常の穏やかな表情から、スイッチが切り替わる瞬間の
演じ方が素晴らしかった
怒りに震える、とか キレる、とかそういう感じではなくて
ほんの少しボタンを押しただけで発火する装置みたいに
1秒後の表情が殺人犯の表情になってるんだよなあ
杉山を襲うところが、リアルすぎて引き込まれた
後先考えない感じの勢いが、うまく表現されてたな
月末が宮腰に質問すると
「それって友達として聞いてる?」って聞くんだよね
あれ何なんだろう
どんな回答求めてたのかな
最後海に飛び込むシーン
腕を持ってかれるところが妙に印象的で。
月末には他の人とは違う扱いしてたけど
最後の最後で道連れにするんだ、みたいな
いや彼はどっちが生き残るか試したかっただけなんだろうけど
あのグッと腕を引っ張られるところと
真っ暗海がよくリンクしてた
他の受刑者のエピソードはそれほどって感じだったかなあ
なんか中途半端に説明された感じで
感情移入できなかった
福元とか大野なんかも多分もう少し掘り下げれば
集中できると思うんだけど
あさーく説明されて終わるから、それ以上は何も感じない
邦画を食わず嫌いする傾向があるから
気にせず観賞しよう!と思ったんだけど、
うーん、やっぱり洋画がいいかなあ
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