ゴットファーザー PARTⅢ
やっと書けます
パート3。。
書くのに時間がかかったのは理由があって
これシリーズの中で一番つまんなかったー
まずアル・パチーノの老い方半端なかった
序盤から、えぇ??こんなにおじいちゃんなの??
って思ってしまって
なんか作品に入りきれなかったー
ストーリーとしては
ゴットファーザーとなったマイケルが
晩年、何とかマフィアの世界から離れよう、離れようとするも
結局離れられず
過去の苦悩に苦しめられ
殺しもやめられず
最終的に娘を奪われてしまい
最後はパパとは対照的に一人で亡くなってしまうという。。
ふ〜悲しい
このシリーズの見所は、、やっぱり最後のシーンなのかなあ
マイケルはファミリーを守るためなら身内でも殺してしまうくらい
厳しいドンだったけど
自分の子供達にはめちゃくちゃ愛情を注いでいたんですよね
息子はフレドを殺したことを根に持って
なかなかマイケルに近づいてこなかったけど
娘のメアリーとは仲が良かった様子
だからこそメアリーとヴィンセントが近づき過ぎるのを嫌がった
自分の娘には危ない目にあって欲しくない、
父親として当然の気持ちですよね。
なのに、最後の最後でマイケルを狙って撃たれた流れ弾に
メアリーが当たってしまい、そのまま亡くなってしまいます。
その時の「Oh,God....」ってセリフがめちゃくちゃ重かった。
あの声のトーン、叫ぶでもなく、怒鳴るでもなく、
呟くように、でもとっても悲しい声で。。
これまでいろんなもの犠牲にしてここまで来たのに
あともう少しでいろんなものから離れられたかもしれないのに
一番失いたくないものを、一瞬で奪われてしまったマイケル。
シーンはマイケルの晩年に切り替わり
最後は一人寂しく、誰にも看取られずに死んでしまいます。
パパはアンソニーと遊びながら逝ってしまったけど
マイケルは孤独なまま死んでしまうんですね。
ゴットファーザーは、シリーズを通して無名の俳優を起用することが多いですが
このシリーズではまだ無名だったアンディ・ガルシアがヴィンセント役で出演しています。
アンディってすごい意地悪な役のイメージなので
今回かっこいい風の役で出てていてびっくりしました。
でもパンチ足りなかったなあ。
後継者なんだからもう少しインパクトが欲しかった。
これについては、下でもう少し詳しく書きます。
ここからは、気になっちゃったポイントです。
まずマイケルの取り巻きがすっごく少ないんですよね。
妹とヴィンセントとアル、みたいな。
弁護士は交渉の時にしか出てこないし。
マフィアから脱却して、財団としてファミリーを継続させるためなのかもしれないけど
いくらなんでも危なすぎだろ、と突っ込まずにいられない。
なんかファミリーっていうか、ただの家族。。
もう少し身内の登場人物多くても良かったかなあ。
あとはヴィンセントの良さがあまり出ていなかった。
シリーズ1みたいに平凡な少年だったマイケルが突然ドンになる、みたいな衝撃もなく
この人なら後継者でも良い!と思えるシーンがなかった
終始、なんでこんな血の気多くて、頭悪くて、女の子と遊んでばっかりのやつを選んじゃったのー?と思いながら見てました。
オペラハウスのシーンとか護衛弱すぎだし、死にまくってるし、ただの素人。。
もーう!全然守れてないじゃんってとこが多かった
メアリーももうちょっと優しくて可憐な感じが良かったなあ
色気めっちゃあるけど、押しが強すぎてちょっと。。
ケイからこんな女の子出てくる?って感じでした。
ただ、シリーズ2のマイケルが、慈悲もなく決断していったのに比べ
晩年のマイケルはすごく苦しみながら進んでいる感じで
そこはすごく良かったかなあ。
歳をとれば感覚も考え方も変わるだろうから。
だけどパパは変わらなかったんだよなあ。
若い時から人に優しく、家族を大事にしてた。
だからファミリーを守ることができたのかも。
マイケルがドンになってからは口出しもしなかったし。
潔く、かっこいいゴットファーザーだった。
最後の最後までパパとマイケルを比較して見てしまうけど
パパが出てくるのは1だけなんですよねえ。
なんで1にしか出てないのに、最後まで存在感が強く残るのかなあ。
マーロン演じるヴィトーも好きだけど
ロバートが演じた若い時にヴィトーも好きだなあ。
この2つはうまく繋がっていたなあと思います。
ちょっと前まではマフィア映画なんて見ることないと思ってたけど
まさかこんなに語る日が来るとは。
食わず嫌いせずに、いろんな作品を見ると楽しみが増えますね!
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