マイ・インターン
みよう、みようと思って録画までしてたのに観そびれていた。。
この前やっとみれましたー
「のほほんとしたいい映画なんだろなあ」くらいに思っていたんですが
最近ロバート・デ・ニーロばっかり観ているのもあって
めちゃくちゃ感動してしまった
【ストーリー】
通販ファッションサイトを経営するジュールズのもとに
シニアインターンとして赴任したベン
70歳と高齢でありながら、持ち前の能力と人の良さで、彼はたちまち社内の人気者となる
一方ジュールズは、勘の鋭いベンを一時警戒するも
彼の温厚な人柄や優しさに惹かれ、二人は良い信頼関係を築いていく
仕事、家庭、何もかも手に入れて充実した生活を送っているように見えるジュールズだが
実際は公私共に様々な問題を抱えていた
それに気づき、彼女のペースに合わせて支えていくベン
それまでひたむきに走り続けてきたジュールズはベンのアドバイスにより
自分らしく生きる道を模索していく
【感想 ネタバレ含みます】
アンハサウェイもとっっっても可愛いけど
ロバートがカッコ良すぎて、惚れ惚れした〜
本当にびっくりするくらい足が長いし、腰も曲がってないし、スーツが似合う。
最高。
こんな70歳存在するんですか。驚き。
またロバート演じるベンがすっごくおしゃれで、センスがいい。
ネクタイとか家のクローゼットから自動で出てきちゃうし
女性の涙がふけるようにいつでもハンカチ持ってるし
バッグはヴィンテージのカッコ良すぎるデザインで、いちいちどれも素敵だった。
今の世の中、どっちかというと、かっちりしすぎず、
ラフな服装で仕事することが主流になってるけど
この映画見ると、スーツ着て、いい靴履いて、きちっとしたバック持つのも
悪くないなあとまで思えてしまう不思議。
だってカッコいいんだもん。
それを誰かのためにやってるんじゃなくて、
自分のこだわりとしてやってるのがまたいいのかなあ。
一歩間違えると、「時代感覚ずれてるし、可哀想」って思われる可能性すらあるのに
そう思わせない、「むしろ、カッコよくない?」と感じさせてしまう演出。
そして彼のこのブレないこだわりが、彼の考えや人の良さを更に意識させてくれる。
仲間に何か相談されても、迷うことなく、即座にアドバイスするベン。
それを聞いて反論したりせずに、「よし!頑張る!」って素直に従う仲間もまたいい!
仕事をする上で大事なこと、人と関わることで忘れちゃいけないことって
時代とか年齢とか、案外関係ないのかも。
自分の考えを持つのは大事だけど、それに縛られることはない。
人の気持ちなんていくらでも変化していく物だもんなあ。
物語中盤、ベンはジュールズの夫、マットの浮気を目撃するんだけど
この時も彼は責めたりしない。
彼なりの言葉でマットに正しい選択をするように促すのみ。
でもマットにはそのほうが効果的だったわかってたのかなあ。
そして実はジュールズも浮気に気付いていたことをベンに相談。
「知ってたの?」ってお互いにびっくりする二人だけど
このシーンが何より良かったかも。。!
ベンはその場しのぎで「大丈夫、絶対うまくいく、何とかなる」なんて言ったりしない。
ジュールズが社長を退いても、家庭がうまくいくかなんてわからないから。
彼女もそれはわかってる。
でも何か行動に起こさなきゃと思って決断したんだよね。
「一人でお墓に入ることになったらどうしよう」って不安がるジュールズに
「大丈夫。いざとなったら私と妻と同じところに入ればいい」って言ってくれるベンの優しさ。
寛大すぎる。
こんなこと言ってくれたら、心強いよなあ。
そしてその後「雨に唄えば」を観てちょっと泣いちゃうベン。
奥さんのこと思い出したのかなあ。
ベンの奥さんってどれだけ愛されたんだ〜。
出てもこない人物を連想させる彼の演技。圧巻。
最後にやっぱり社長は自分がやる!って決断したジュールズ。
この決断は本当に素敵だと思う。
仕事のため、家庭のため、何が大事が何を優先するかって
どの時代でも問われることだけど
結局どっちも大事。
どっちかを選ぶなんて簡単にはできない。
できればどっちも選びたいもんね。
ただのほっこり系ストーリーかと思ったら
想像以上に色々と考えさせられる感動的な作品だった。
劇中ではおしゃれなファッション、インテリアもたくさん出てくるので
それ目当てに見るのでもいいと思う!
これは定期的に観たくなるなあ。
また好きな作品が一つ増えました!
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